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新規合成トリプトファン誘導体の効果的骨芽細胞分化促進条件の同定と作用機構の解明

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三上 剛和  日本大学, 歯学部, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、新規合成トリプトファン誘導体の骨粗鬆症治療への応用を目指し、その効果的作用条件の同定と作用機構の解明を目標とした。研究の結果、当該化合物の骨芽細胞分化促進効果は10-11Mの低濃度でも認められ、そのピークは10-9~10-10Mであることが明らかになった。さらに、これらの化合物は、骨芽細胞の最終分化と石灰化を亢進するものの、未分化な細胞の骨芽細胞へのコミットメントに対しては抑制的に働くことが明らかになった。また、その作用機序においては、転写因子Osterixが重要な役割を担うことが強く示唆された。これらの結果は、当初の目標を概ね満たすものと思われる。今後の展開として、他の骨芽細胞分化誘導因子(カルシウム剤、ホルモン製剤等)との相乗効果について検討すると共に、臨床応用においては、in vivoのデータが必要不可欠であることから、マウス、ラット等の実験動物に対する作用効果についても検討する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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