新型・非偏心回転式・無振動エンジンの燃焼過程の把握と改善
研究責任者 |
石野 洋二郎 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 研究責任者の発明による「非偏心回転式エンジン」に関し、燃料の燃焼により回転する「自立駆動」状態の達成に向け、実機による実験データを獲得することを目的とし、吸排気機構などを単純化した第2号試作エンジンの設計・製作を行った。モーター駆動実験により、以下の結果を得た。(1)非燃焼時、ローターの衝突は確認されず、円滑回転・無振動特性が得られた。(2)燃料ガス投入による燃焼実験では、非燃焼時と比較し、機関回転数が有意に上昇し、自立駆動の可能性が示された。今後の技術課題(ガス漏洩量の低減など)を克服すれば、自立駆動の達成が見込まれる。以上、共同研究・事業化に向け、有効な結果が得られ、達成度は良好である。
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