シナモンの糖尿病改善効果の抗糖尿病サプリメント開発への応用
研究責任者 |
細野 崇 日本大学, 生物資源科学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、2型糖尿病に対するシナモンの効果を明らかにし、有効成分を同定することを目的に研究を行った。2型糖尿モデル動物にシナモン熱水抽出物(CE)を与えると、経口糖負荷試験での血糖値上昇を抑制した。脂肪細胞と筋管細胞を用いた検討の結果、CEの細胞内糖取り込み促進作用の作用点に違いがあることが明らかとなった。さらにシンナムアルデヒドと桂皮アルコールに同様の作用があることを見出した。しかしながら本研究期間中ではシナモン熱水抽出物中のすべての糖取り込み促進物質を同定するには至らなかった。今後は、未同定の活性成分の同定を進めること、2型糖尿病発症後の動物モデルにシナモン熱水抽出物やその活性成分を投与し、糖尿病を改善することができるか検討する予定である。
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