チェーン状鈴形中空金属球による新超軽量ポーラス金属成形体の開発
研究責任者 |
吉村 英徳 香川大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 自動車等輸送機器において、CO2排出量削減・燃費向上のためのボディの軽量化と、衝突安全性向上のための重量増加の相反する課題を解決するには、部材の高比剛性、高比衝突エネルギー吸収性の向上が必須であり、その材料技術の一つに超軽量ポーラス金属がある。しかし、従来のポーラス金属はコストや性能面で実用化にまだ問題があり、これらを解決するため、安価な薄板材を使用し、分断されることなく等間隔に繋がった鈴形中空球を大量生産し、それを固化成形して安価、均質に作製することを提案した。試作を行って、圧縮および曲げの機械特性試験を実施し、配列方法に課題はあるものの、予想した性能を付与できることは証明された。今後、配列変化による性能評価・向上を図った後、モデル部材の試作に移行する。
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