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天然繊維を用いた不織布マットの高剛性・高強度・軽量化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤井 透  同志社大学, 理工学部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要自動車の内装材用ガラス繊維/PP不織布マットの代替として、環境やコスト面からジュートやケナフなどの天然繊維が使われつつあるが、一層の軽量化が要求されている。この課題に対し、成形前の同不織布に水溶性PVAを塗布する革新的方法を編み出した。PVAの濃度は3wt%、鹸化度、重合度の高いPVAが適切であることを明らかにした。本研究開発の結果、従来の天然繊維/PP不織布マット成形品と比較し、曲げ剛性で40%、曲げ強度で25%以上向上した。その結果、構造の最適化と併せれば40%の軽量化と10%のコスト削減が達成できる見込みを得た。竹繊維の場合もPVA処理により成形品の曲げ剛性・強度が高まることを明らかにした。今後、PVA処理効果のメカニズム解明と産学連携による実用化を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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