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ELISA法によるヒト汗抗原特異的IgEの測定と臨床応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 秀 道広  広島大学, 大学院医歯薬保健学研究院皮膚科学, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要アトピー性皮膚炎患者の多くは汗により症状が悪化し、特異的IgEを介して自己汗に対する即時型アレルギー反応を示す。我々は、ヒト汗中に含有される即時型アレルギーを起こす主要な抗原がMalassezia globosaから分泌され汗に含有されるMGL_1304であることを同定した。本研究ではより簡便で定量的に汗アレルギー診断を可能にすべく、ELISA法によるMGL_1304特異的IgE測定方法を確立した。さらに、それらの値と臨床データの相関の解析により、血清MGL_1304特異的IgE値はアトピー性皮膚炎患者において有意に上昇しており重症度と相関することがわかった。今後は、MGL_1304特異的IgE測定の臨床検査キットの商品化が期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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