1. 前のページに戻る

大量生産を可能にするタラバガニ属卵の同調孵化誘発技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松原 創  東京農業大学, 生物産業学部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要タラバガニ属は1個体あたり約2~8万粒の卵を抱くが、それらは1~2ヶ月かけて非同調的に孵化する。つまり初期に孵化した幼生と後期に孵化したそれの発達段階は大きく異なり、同一水槽で飼育した場合、後者は捕食されるため、大量生産ができない。そこで、本課題ではオーガニック技術を用いた同調孵化誘発によるタラバガニ属種苗の大量生産を試みた。その結果、わずか2週間で全ての卵を孵化させることに成功した。また得られた種苗を様々な水質で飼育したところ、6度以下、27PSU以上で飼育すると生残率が高いことがわかった。今後は、本技術により得た種苗の更なる大量生産を実施し、本属種苗の安定供給に貢献したい。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst