ソリューションプラズマ法の低電力化と直接燃料型燃料電池用合金ナノ粒子触媒の調製
研究責任者 |
城石 英伸 東京工業高等専門学校
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、従来1kV、15kHzといった大電力が必要であったソリューションプラズマ法(以下SP法と略す)を、数百Vまで低電圧化することによって白金ナノ粒子合成時の消費電力を大幅に削減することや、ダイレクト形燃料電池およびセンサー用のプローブへの応用を目指し、白金合金触媒をSP法を用いて合成する手段を確立することを目標とした。その結果、前者に関しては、420V、100Hzの低電圧-低周波下において、金属微粒子を作製し、そのサイズを、条件最適化することにより14 nmまで縮小することに成功したが、目標の10 nmまではあと一歩及ばなかった。今後は10 nm以下の均一な微粒子が作製できるように研究する予定である。また、後者に関しても、種々の作成条件を検討することにより、比較的均一な微粒子を作製できることが明らかになったが、まだ不純物を含むため、今後の研究によって純粋な合金微粒子の作製を目指していく予定である。
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