拡張現実感のためのカメラ付きタブレット端末映像の透明化
研究責任者 |
池田 聖 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、カメラ付きのタブレット型端末によるビデオシースルー型の拡張現実感において、提示されている映像と画面外に直接見える実シーンとの間に生じる位置ずれを軽減する技術を開発した。具体的には、タブレット端末の前後2台のカメラにより実環境の三次元形状およびユーザの視点位置を計測し、実シーンが端末を透過しているかのように見える擬似透過映像を生成する。実画像表示の位置ずれ5mm未満や、実静止環境での作業効率向上(α=0.05)を確認する、という数値目標は完全に達成された。映像の提示遅延による位置ずれや、両眼視差および焦点ボケによる視認性の低下などの新しい課題の解決策について今後検討する。
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