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グリセリンの有用キラル合成素子への変換

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 尾野村 治  長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要近年、バイオディーゼルの急速な普及に伴いグリセリンが余っており、その有効利用が求められている。本課題ではグリセリンのキラル合成素子への変換反応の開発を目指した。検討の結果、キラル銅触媒によりグリセリンの1級水酸基を高効率に不斉モノスルホニル化し、光学活性グリセリンモノスルホネートに変換できる反応を見つけたので、化学会社と共同で11月18日に特許出願した。 一方、グリセリン類縁体であるグリシジルアルコールをスルホニル化によって光学分割し、医薬中間体として有用な光学活性グリシジルスルホネートを得ることにも成功した。こちらも特許出願を目指し、基質一般性の確認と、光学分割の効率を高めるべく検討中である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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