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寝たきり高齢者の在宅ケアのための下痢防止機能を有する経腸栄養剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小酒井 貴晴  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要経腸栄養時の下痢と栄養的ストレスにより水分泌を促進する腸管ホルモン(エンドセリン)の関係を、経腸栄養モデル動物を用いて解明した。その結果、経腸栄養時の下痢発症時は、経腸栄養しない非下痢区と比較して、エンドセリンおよびそれらの受容体の遺伝子発現は変化せず、大腸上皮組織における短絡電流値(塩化物イオン分泌の指標)や膜コンダクタンス(水分泌の流れやすさ)にも影響しなかった。がしかし、エンドセリン感受性は正常で、エンドセリン誘導性の短絡電流は認められた。これらの結果から、経腸栄養時の下痢の発症にエンドセリンは関与しておらず、エンドセリン抑制因子による下痢防止は期待できないことが明らかになった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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