イオンチャネル作用薬の効率的探索を可能にする蛍光膜電位プローブの開発
研究責任者 |
大倉 正道 埼玉大学, 脳科学融合センター, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題では、細胞膜電位変化を大きなシグナルとして検出可能な蛍光膜電位プローブタンパク質を作製し、その遺伝子を組み込んだ培養細胞を用いた蛍光測定を行うことで、イオンチャネル作用薬の効率的な探索を可能にすることを目指した。研究はおおむね順調に進展し、神経細胞の脱分極に伴って大きな緑色蛍光上昇を示すクローン(GVo7)を得ることに成功した。現在、GVo7の安定発現細胞株の樹立を行っている。今後、GVo7の性能をさらに向上させて特許申請し、産学共同でのイオンチャネル作用薬シード化合物探索に向けた研究開発を目指す。一方、プローブを用いて発火閾値下のシナプス入力統合機構に関する基礎生理学的な研究を行う。
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