拡張現実感を用いた耳介を中心とした再建外科手術のシミュレーション技術の開発
研究責任者 |
原田 利宣 和歌山大学, システム工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究ではEar Positioning Template(EPT)を正確な再建位置に示すことができ、 術後の再建イメージも確認できるシステムの開発を目的とした。 具体的には、1)直感的に医師が操作でき、 また顔側面にEPTを表示するために、 拡張現実感技術を使用して現実環境に重ねてEPTを表示するシステムの開発、2)患者の正常な側の耳介や肉親の耳介画像を使用した術後の再建イメージの確認が行えるシステムの開発を行った。その結果、研究協力医師による、1)に関するシミュレーションを行い、応用に耐える精度(誤差2mm以内)が確保されていることが確認された。2)に関しては、適当な耳介再建手術がなかったため未実施である。今後、精度向上のためのマーカー認識の工夫を行い、実際の手術にシステムを適用し、2)も含め検証を行う予定である。
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