金属液滴を前駆体とする新しい酸化金属固体微粒子合成法の開発
研究責任者 |
山本 建次 宮崎県工業技術センター, 材料開発部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 既往研究で苦慮してきた金属が酸化されやすい性質を逆に利用して、金属液滴を強制的に酸化させることにより酸化金属固体微粒子を合成するという新しいプロセスの確立を目指した。金属液滴を生成させる第1工程については、直接乳化法により狙ったサイズの均一な金属液滴を得るとの目標を達成できたが、目標滴径範囲の小さい側(500nm)には到達できなかった。金属液滴を酸化させる第2工程については、酸化をある程度進行できたものの、完全な酸化金属に変化させるとの目標には及ばなかった。ただし、本研究により、酸化の進行に必要な要件を概ね把握できたため、今後も何らかの形で研究開発を継続する計画である。
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