研究責任者 |
椎名 隆 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 葉緑体包膜に局在するサリチル酸輸送体候補EDS5をEDS5の自己プロモータから発現する植物体において、植物の感染防御応答が亢進され、サリチル酸合成量が増大するとともに、耐病性が高まることを明らかにした。EDS5自己プロモータ::EDS-GFP植物は通常生育条件では防御応答は発動せず、生長阻害も見られない。病原体の感染シグナルを受けた時のみ防御応答が発動することおから、効率的な耐病性増強が可能になる。また、EDS5自己プロモータは表皮細胞特異的に発現しており、植物免疫応答における表皮細胞の重要性が明らかになった。
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