加工損傷の定量評価に基づくCFRP高速ドリル穴あけ法の開発
研究責任者 |
三宅 卓志 岐阜大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 顕微ラマン分光法を用いてドリルにより穴あけ加工したCFRPの穴周縁の炭素繊維に発生する応力を直接測定し、繊維の軸方向応力分布から加工損傷を定量的に評価する技術を開発した。この技術を用いて、CFRP加工穴周縁の加工損傷は、ドリル刃と繊維の相対角度やドリル入側と抜け側といった位置により異なることを明らかにするとともに、加工条件と加工損傷の関係についても定量的に明らかにすることができた。今後、定量評価した加工損傷と強度の関係を用いて、加工損傷の評価から、強度低下を引き起こさないドリル形状の開発、高速加工条件の設定やドリルの寿命判定などに活用していく予定である。
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