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少量添加するだけで、表面平滑な銅箔への充分な接着性を持つプリント配線板樹脂用添加剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 平野 寛  地方独立行政法人大阪市立工業研究所, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究は少量添加で現在のアンカー効果を利用した接着に匹敵する銅への接着力を確保できる改質剤を開発することを目的とし、これまでの手法が犠牲にしてきた耐熱性や力学強度などの相反機能を維持できるように改質剤の化学構造を工夫することにより研究を行った。具体的には電気・電子材料や自動車用材料分野に関連する樹脂に対して銅との接着力を高める効果的な改質剤の探索を行った。その結果、2~3phrの添加剤を加えるだけで、相反機能(耐熱性や力学強度など)を維持しながら、エポキシ樹脂やジアリルフタレート樹脂の剥離強度を約5倍に高めることができた。さらに信頼性についても検討し、吸水率や線膨張率を低減できる系も見出した。今後は、実用化に向けて、現実に即した配合や評価法を採用しながら、さらに研究を継続する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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