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未利用の柿及び茸廃菌床を活用した機能性家畜飼料の開発および製品化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 庄條 愛子  相愛大学, 人間発達学部 発達栄養学科, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要ハナビラタケ廃菌床からの培養基質の分離と高濃度乳酸発酵試験および乳酸発酵物のマウス摂食試験を実施した。おが粉・コーンコブからなる培養基質からのハナビラタケ廃菌床の分離は、手での粉砕とふるいの使用で、容易に行えることが明らかとなった。また、ハナビラタケ廃菌床を乳酸発酵培地に添加した場合には、スターター乳酸菌を添加しなくとも、高濃度の乳酸生菌を含む乳酸発酵物の調整が可能であった。この乳酸発酵物をマウス用高脂肪高ショ糖(HFHS)食に混合した結果、柿・ハナビラタケ乳酸発酵物添加HFHS食で飼育したマウスは対照マウスに比べて、血中総コレステロール濃度が有意に低い値を示し、また盲腸内ビフィズス菌・乳酸菌数が著しく増加することが明らかとなった。これらの結果から、ハナビラタケ廃菌床は機能性家畜飼料として容易に調整が可能であり、飼料摂取動物の体調調節機能が明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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