指伸展への促通機能を有する片麻痺親指機能回復訓練装置の開発
研究責任者 |
余 永 鹿児島大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 促通反復療法では、片麻痺指の伸張反射を誘発し、自動的な随意運動を引き起こすことで促通効果を高め患者の意図した運動を実現する訓練を反復することで、指の機能を回復させる。まず、歪拡大メカニズム原理を基づき、指先および指根元の接触力の高感度高剛性な力覚センシング機構を原理開発・試作した。次に、高精度なパラレルリンク運動機構に基づき、親指の屈曲・伸展の運動平面に2運動自由度と手の掌平面と直交する平面に1運動自由度を対応できる片麻痺親指機能回復訓練機構と制御方法を原理開発・試作した。さらに、指の伸張反射を効果よく引起して機能回復訓練を行うときの訓練効果評価方法を開発し、試験と評価で有効性を検証していた。
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