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TRAF6を標的としたNF-κB阻害剤の開発と抗がん剤への展開

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大塚 雅巳  熊本大学, 大学院生命科学研究部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、我々が開発したジスルフィド化合物SN-2の構造を改変し、TRAF6蛋白質の亜鉛結合部位に作用してIL-1刺激によるNF-κB活性化を低濃度で阻害する化合物を創ることを目指した。合成が難航したため十分な数の誘導体を創れず目標は達成できなかったが、化合物がTRAF6のリングフィンガードメインでなく、亜鉛フィンガードメインに結合するという作用機序を示唆する知見を得た。今後はこの知見に基づいて誘導体を設計し直し、阻害活性や、亜鉛フィンガードメインに対する特異性を向上させたいと考えている。その後に抗がん活性を細胞や動物を用いて評価し、抗がん剤へと発展させたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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