生体医療光学における高信頼性伝送装置の高効率製作法
研究責任者 |
岩井 克全 仙台高等専門学校, 情報ネットワーク工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 赤外レーザを用いる治療装置は、生体に対する適合性に優れ、需要は益々増加している。赤外光伝送に適した中空ファイバを搭載することで、数多くの診療科目に有効な新たなレーザ医療装置が実現できる。しかし、中空ファイバの誘電体内装工程は、複雑・緻密性が要求され、多数本の同時成膜は難しい。本課題においては、従来の環状オレフィンポリマーに変え、ヨウ化銀を誘電体膜として採用し、充填成膜法という新たな手法を用いることで、簡便かつ対環境性に優れ、多数本同時成膜による省力化が可能な高信頼性中空ファイバの高効率製作法の開発を目的としている。ヨウ化銀膜形成のため、ヨウ素溶液の濃度、充填時間などの条件を明らかにした。
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