研究責任者 |
外谷 昭洋 呉工業高等専門学校, 電気情報工学分野, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 現在提案されている誘電率の分布測定法は解像度が5mm程度で、ガン検出や細胞観察等の微小物質の観察が行えないことや、測定が煩雑になるなどデメリットを有する。申請者は、微細な物質の誘電率分布を高解像度で観察するために、集積回路上でアレイ化したプローブ端子と集積回路を応用した観察手法を提案している。本申請ではそのアレイ化技術についてシミュレーションと測定を元に実証を行い、CMOS集積回路技術を用いて発振回路を構築し実用化への目途を立てる。目標は既存技術を上回る1mm以下の解像度であり、得られた研究成果は、低侵襲のがん治療やバイオ分野の新たな観察手法となりうる。
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