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TiB2基複合材の常圧合成法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉田 政司  宇部工業高等専門学校, 機械工学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要二硼化チタン(TiB2)は、軽量で、高硬度、高耐食性、耐熱性を有する材料であるが、難焼結性であるため、緻密で高硬度な材料を作製することが困難であった。申請者は、Al3Ti又は(Al,M)3Ti(MはNi,Cr,Fe,Mo,Cu)を添加し加圧焼結することによって、1000°Cという極めて低い温度で、緻密で高硬度な焼結体を作製できることを見出している。Al3Ti、(Al,M)3Tiも軽量で耐熱性、耐食性に優れた材料であることから、これらのTiB2系複合材は、特に高温部材としての応用が期待される。今回は、常圧でTiB2基材料を作製する技術開発と、高温部材としての実用化のための高温強度測定を実施した。常圧焼結については、十分な結果を得るにはいたらなかったが、加圧焼結法で作成した試料で、700°Cでの引張強度400MPaが得られ、高温部材として有望であることが示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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