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発電プラントの適切な経年劣化対策を可能とする高温多軸クリープ余寿命評価技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 旭吉 雅健  石川工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要ボイラー配管等の経年劣化対策のひとつとして、実機から採取したサンプル素材の余寿命評価が重要である。本研究では、任意の局所位置から採取した小型寸法のサンプル素材で多軸クリープ試験が可能な試験片の実現を目指した。 小型サンプル素材に引張負荷用継手を溶接する小型十字型試験片を設計した。溶接材の強度確保のためには、溶接電力は2~2.2[kW]、溶接速度は160[cm/min.]が最適であった。さらに、小型試験片の変位計測手法を確立した。提案する非接触手法は、変形初期の計測には制限があるものの、30~40%程度のひずみを対象とするクリープ変形曲線の計測には有効な手段である。 一辺が50mmの小型十字型試験片の形状寸法を決定して、目標を達成した。今後、小型の多軸クリープ試験装置を開発して、実験データの蓄積を図ることが課題である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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