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マイクロバブル浮選によるメッキ排水中の環境規制物質一括除去システム開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 日下 英史  京都大学, 大学院 エネルギー科学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要規制金属の一つであるZnの鉄共沈物コロイドと硝酸性窒素をマイクロバブル浮選(MBF)で一括除去するための基礎資料を得ることを目的に、Zn/Fe共沈コロイドの共存下で硝酸イオンのMBF浮上特性について検討を行った。その結果、一級アルキルアンモニウム塩(DAA)を、Zn/Fe共沈が完全浮上するpH 8.2付近で添加すると、MBF 30分で硝酸イオン濃度が64.5 ppmから36.1 ppmにまで減少し、Zn/Fe共沈共存下でもある一定の効果が認められた。この効果はDAA 120~200 ppmの範囲でほぼ一定の効果が認められ、MBFによりメッキ排水中の規制金属と窒素酸化物の一括除去の可能性が確認された。今後は排水処理で共存する他の陰イオンの影響を明らかにすれば、実用化に近づくと思われる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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