熱再生と熱統合を用いたバイオマス乾燥・焙焼を一貫して行う流動層反応器の開発
研究代表者 |
堤 敦司 東京大学, 生産技術研究所, 教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2015
|
概要 | 本研究交流は、バイオマスエネルギー源である木質系ペレット燃料を高密度に製造するために、自己熱再生を利用した革新的省エネ型バイオマス乾燥・焙焼プロセスの開発を目指す。具体的には、日本側は、バイオマス流動層乾燥プロセスの省エネルギー性と運転特性、特に流動層内の伝熱特性を、実験およびシミュレーションにより確認、検討する。カナダ側は、流動層内においてバイオマスと焙焼に伴う派生ガスを同時に流動層燃焼炉にて燃焼させるときの問題点を明確にする。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、高密度な木質ペレット製造にかかるエネルギーを大幅に削減できれば、日本、カナダのみならず世界においてバイオマスの利用が促進され、バイオマスエネルギーの大きな市場となることが期待される。
|
研究領域 | 再生可能エネルギー、エネルギー利用 |