フッ素添加スズ酸化物の特異ナノ表面構造と心臓疾患検出マーカー固定化によるバイオセンサーの構築
研究代表者 |
松下 伸広 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2015
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概要 | 本研究はフッ素ドープスズ酸化物(FTO)電上でのナノ構造制御とその上に固定した心筋梗塞のバイオマーカーを高感度と高い選択性で検出可能にするバイオセンサの構築を目的としている。 具体的には、台湾チーム(清華大)がセンサに用いる特殊なナノ構造の制御と作製を担当し、日本チーム(東工大)がそれらの表面への生体分子の固定とセンサ性能の評価を担当する。平成24年度(H25年1~3月)は、まず日台双方の本研究全般における役割分担、お互いのポスドク・大学院学生らのインターンシップ派遣の時期等を検討するキックオフを開催し、続いて台湾チームはフッ素ドープ酸化スズ基板上でのナノ構造形成条件の確認、日本側は生体分子の固定化条件の予備実験を進める。 日台双方のチームが交流を通じて相互的に取り組むことで、心筋梗塞の早期診断へと繋がるセンサ開発により社会的・経済的な貢献に加えて、国際的な共同研究の推進を通して若手人材の育成も期待できる。
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研究領域 | バイオエレクトロニクス |