新しい多電極法を用いた海馬の神経回路に対する神経ステロイドの作用の解析
研究代表者 |
川戸 佳 東京大学, 大学院総合文化研究科 広域科学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2015
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概要 | 本研究はバイオエレクトロニクス手法を用いて、脳で合成する神経ステロイドホルモンが、記憶中枢の海馬の神経回路の可塑性をモジュレーとする機構を、多電極計測法で解析することを目的とする。 具体的には、台湾側は海馬選択的なシトクロムP450scc のknockout マウスを作成して提供し、日本側は提供されたknockoutマウス、及びラットを用いて、海馬でP450sccが合成する神経ステロイドによるLTPの増強作用を、多電極計測で解析する。 双方の研究チームが相互補完的に取り組むことで、世界的に普及しているホルモン補充療法というアルツハイマー病の治療法の改善につながることが期待される。
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研究領域 | バイオエレクトロニクス |