研究責任者 |
千葉 靖典 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | エンド-β-N-アセチルグルコサミニダーゼ(ENGase)に属する酵母由来のEndo-OmとEndo-Cpのドメインシャフリングを行い、Endo-OmのN末端側とEndo-CpのC末端側を有するキメラ酵素(Endo-OmCp)を作出した。同酵素をHis-tagで精製し、二分岐複合型糖鎖切断活性を有することを確認した。比活性を測定したところ、Endo-Omとほぼ同等の活性を示した。またNaClの濃度が0.1 M以下でも凝集を起こさず、高マンノース型糖鎖に対する基質特異性、至適pH、至適温度に関してはEndo-Omとほぼ同じであった。糖鎖切断反応やグライコシンターゼ反応の際に影響しない程度の濃度で保存できることから、優れた特性を持った酵素作出することに成功した。さらに変異を導入することによりグライコシンターゼ化した酵素の作出を行なった。
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