分子マトリクス電気泳動を活用した高性能POCTデバイスの創出
研究責任者 |
松野 裕樹 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究は、我々が独自に開発したアフィニティ分子マトリクス電気泳動法(affinity-SMME)をPOCTデバイスとして活用できる技術へと高度化させることを目標とする。全血を用いた即時分析と、ターゲット分子検出プロセスの簡便迅速化の2点について技術開発に取り組み、1.5時間以内で血清中の微量ターゲット分子を分離検出できる技術の確立に至った。当初の目標は概ね達成できたと言える。技術の装置化(試作機の作成など)と測定分子や対象疾患の選定などの用途開発への展開が、今後の実用化を目指す上で重要な課題となる。
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