概要 | 本研究では近赤外・赤外領域光を用いた非カフ式連続血圧測定技術を研究し,光学式による新たな非侵襲ホルター自動連続血圧測定システム(ABPM)の技術開発を行うとともにその技術移転可能性について検討した。光変調型フォトIC/フォトダイオードと赤外光を用いた生体センシング技術での血圧測定を検証した結果、安静時健常人において個体差によって誤差が10%を超える症例が認められたことから、基盤技術としては一定の有用性は認められるものの、精度を高める上で他のセンシング技術との併用による個体差補正技術の確立が必要であった。 また本技術は末梢部への装着によって体動の影響を大きく受けることから装着部位についても今後さらに検討が必要である。
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