研究責任者 |
近藤 哲朗 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本申請課題では、脳を標的とする高分子タンパク医薬の開発に貢献することを目的とし、指向性進化工学的手法を用いて血液脳関門(BBB)上の膜蛋白・受容体に結合親和性を示すペプチドアミノ酸配列モチーフの探索を行った。探索の評価系としてマウス脳毛細血管内皮細胞および他のBBB構成細胞を用いて、独自に作成したin vitro BBBモデル構築への検討を行った。高次構造に一定の束縛条件を付与したランダムペプチドファージライブラリーを作成し上記BBBモデルを用いて選択を行い、機能モチーフの一つとして脳毛細血管内皮細胞に特徴的に作用する配列候補を得た。今後は、さらに機能モチーフの創出を進めこれらを用いた組換え機能タンパクの作製およびマウス個体への投与を行う予定である。
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