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マクロフアージ特定亜集団の選択的アポトーシス誘導による加齢黄斑変性の新規治療剤開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 米田 一仁  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教
研究期間 (年度) 2013
概要マクロフアージ(Mps)の亜集団としての還元型への選択的枯死誘導作用を有するGRA化合物がTNF産生抑制を介し、Mps/網膜色素上皮細胞(RPE)間の炎症増悪回路を遮断すること、逆に、RPEのIL-6産生を抑制する化合物OBP、MpsのTNF産生を阻害する化合物SAGも見出した。Mps, RPEそれぞれに働く薬剤の併用により、RPEからのVEGF産生が効率的に抑制されることが判明し、抗体によらない脈絡膜血管新生抑制技術基盤を提供できた。 当面の実験研究は初代培養系のマウスMps/RPE共培養系でのVEGF産生阻害効果の確認、ヒト眼球組織器官培養における補体活性化抑制因子、VEGFなど血管新生因子発現の網羅的解析を通じて薬剤効果の効果の検証、眼科系企業へのデータの開示、並びに、用途特許出願の可能性の検討を予定している。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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