1. 前のページに戻る

光イメージングを用いた新たな皮膚悪性腫瘍に対するin situ 診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 浅井 純  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教
研究期間 (年度) 2013
概要皮膚腫瘍性病変において、NADHやPpIXなどから発する蛍光を利用して、腫瘍の1良性悪性の鑑別、2腫瘍部と健常部との境界の診断に有効であるかどうかをヒトおよびマウス皮膚腫瘍を用いて検討した。マウス有棘細胞癌では、腫瘍部のNADH蛍光は正常皮膚と比較して有意に高値を示し、1良性悪性の鑑別、2腫瘍部と健常部との境界の診断に有効であることが示唆された。ヒトの手術検体では、乳房外パジェット病においてNADH蛍光は正常皮膚と比較して有意に高値を示した。色素性母斑、悪性黒色腫においては腫瘍部と正常皮膚部において有意な差を認めず、メラニンにより蛍光測定が阻害されている可能性が示唆された。今後さらなる症例の集積、解析が必要と考えた。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst