リコリスアルカロイドの新規生体リズム制御剤としての製品化に関する研究
研究責任者 |
大西 芳秋 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 今回の研究開発において、リコリンならびにリコリシジノール等、リコリスアルカロイドの概日リズムの周期延長作用は、先行技術のアセチルコリンエステラーゼ阻害剤を用いた体内時計のリセット効果や増幅効果と作用が異なり生物時計機構に直接作用することが明らかとなり、概日リズムの障害に起因した疾患の予防、治療用医薬組成物としての製品化の可能性が十分あることが示唆された。さらにリコリスアルカロイドは、アセチルコリンエステラーゼ阻害活性が弱いことより、中枢神経に対する影響が少ないという利点も明らかとなり、今後製品化を行う上での新たな知見が得られた。
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