体内深層部の細胞観察を実現させる超精細次世代型MRI組み込みソフトウェアの開発
研究責任者 |
廣林 茂樹 富山大学, 大学院理工学研究部(工学), 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では、NHA の2次元化と MRI 応用のための組み込み技術の開発)とMRI データへの適用と評価実験を行った。まず、実数信号の解析用に構築されたNHAを複素数信号に拡張することを試みた。MRI再構成画像を得るために、フーリエ変換を行うk空間カテジアングリッド上では時間軸に加え、計測方向の角度情報を考慮することに起因して複素信号となる。その結果、本組み込み技術を、コンピュータシミュレーションで誤差評価を行ったところ、NHAの空間分解能は、1μm以上の精度向上を確認した。一般にFFTなどでは、精度は0.75mm~1.5mm程度であるため、100倍以上の精度向上を確認し、これまでの3TクラスのMRIの空間分解能3mmの場合では、FFTをNHAで置き換えることで、理想環境下における空間分解能が3μmを見込めることがわかった。
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