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白根菜の異常色素発生症の発症前診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 寺西 克倫  三重大学, 生物資源学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要ダイコンの流通過程において根内部に青色色素が発症する生理障害(青変症)があり、消費者からの返品およびクレームによって生産者や流通業者において深刻な問題となっている。本研究の目的は、収穫時に抜き取り検査を行い、同一生産ロットの発症リスクを評価し、その発症リスク評価を基にしたロット別の流通条件の管理を行うための発症前診断技術を確立することである。本研究期間においては、申請前に見出した簡便・迅速・安価な人為的な青変化法が流通過程に生じる青変症を反映するのか、さらに人為的青変化法が発症前診断法として有効であるのか、の2点を検証した。研究の結果、人為的青変化法によって生成する青色色素は流通過程に生じる青色色素と化学的に同様であることを明らかとし、また申請前に見出した35種類のダイコンにおける人為的な青変化法による青変化度と流通条件で生じる青変症の発症度との相関結果とを合わせ、本青変化法が発症前診断法として有効であることを立証した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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