子宮内膜症の早期治療に不可欠な診断分子マーカーの開発
研究責任者 |
伊澤 正郎 鳥取大学, 医学部, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 子宮内膜症は、不妊症の原因疾患である。しかし、根治療法はなく、対症療法に依存している。早期治療のための診断分子マーカーは無く、その開発は急務である。本研究は、子宮内膜症に特異的な末梢血DNAのメチル化領域を想定して、診断分子マーカー候補となるメチル化DNA領域の選別抽出に挑戦した。子宮内膜症患者末梢血と健常者末梢血のDNAを用いて、網羅的DNAメチル化解析を試みた。DNAメチル化変動倍率による絞り込みにより、特異的メチル化DNAの170領域を抽出した。 これらの中から、23領域を診断分子マーカー候補として最終選別した。これらの候補領域は、次段階で計画する実用化へ向けた中規模症例集積による検証の出発点となった。
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