次世代複合処理によるチタン合金製インプラントの小型化および耐久性の改善
研究責任者 |
森田 辰郎 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本課題では、チタン合金製インプラントに高い静的強度および長期耐久性(優れた耐摩耗性、高い疲労強度)を付与し、インプラントの小型化による施術時の身体的ダメージを低減するとともに耐用年数を延長することを最終目標として、次世代複合処理の開発を行った。本課題で検討した複合処理により、チタン合金に比較的厚い硬化層が形成され、また母材部の高強度化がなされた。その結果、耐食性を損なうことなく、チタン合金の耐摩耗性を改善すると同時に、引張強度および疲労強度の大幅な改善(引張強度31%改善、疲労強度36%改善)が達成された。数値目標はほぼ達成され、今後、実用化を目指して試作等を進める予定である。
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