脂肪酸毒性改善をターゲットとする慢性腎臓病の新規治療薬の開発
研究責任者 |
翁 華春 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員
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研究期間 (年度) |
2013 – 2014
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概要 | 日本における慢性腎臓病の患者数は1300万人と推定されており、慢性腎臓病からの慢性透析患者数の増加は医療経済的にも大問題である。慢性腎臓病での持続的タンパク尿は、尿細管への脂肪酸毒性が原因となって、腎機能の悪化に寄与していると考えられる。そこで、本研究では、酪酸のプロドラッグであるトリブチリンが、ペルオキシソームを増殖させて脂肪酸代謝を促進することにより尿細管の脂肪蓄積を低減し、慢性腎臓病の進展を抑制するかを検討する。
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