天然繊維と合成繊維を用いたクールビズに対応したハイブリッド生地の開発
研究責任者 |
池上 大輔 あいち産業科学技術総合センター, 尾張繊維技術センター, 主任
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 天然繊維と合成繊維を交撚させて作成した糸を緯糸として織り込んだ二重織り組織の生地を作成した。作成した生地の目付、厚さ、通気性、透湿性、接触冷温感、遮蔽性(防透け性)の評価試験を行った結果、いずれもほぼ目標値の値を達成することができた。しかし、遮蔽性(防透け性)では、ブランク生地との差がなかったことから交撚糸を用いたことによる効果は得られなかった点が課題である。今後は、淡色の生地を作成した場合の防透け性や、その他吸水性や風合い特性などの評価試験を行っていき、作成した生地の機能性を更に検討していきたい。また、得られた成果を講習会、学会、展示会などで公表していき、地域の企業の技術移転に貢献していきたい。
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