新しく開発した足関節自動運動器による深部静脈血栓症の予防効果の検証
研究責任者 |
鎌田 浩史 筑波大学, 医学医療系, 講師
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 整形外科手術において、術後下肢静脈血栓症(以下DVT)予防は重要課題である。本研究では、DVT予防のため独自に開発した足関節自動運動器を用いた運動によって、健常人における下肢静脈血流が増加することを検証した。また、運動時の下肢筋群の筋活動を表面筋電図を用いて評価した。我々の開発した足関節自動運動器を用いた場合、機器を用いないで足関節運動を行った場合に比べて高い血流量と筋活動量を得ることができ、DVTの予防として効果が期待できるものと考えられた。今後、本器の安全性を検討しながら適応患者を選定し、人工関節手術後の患者における血栓予防効果を検証する予定である。
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