薬剤の安全性評価に有用なCYP誘導性と肝毒性の高感度同時評価系の開発
研究責任者 |
多田 政子 鳥取大学, 染色体工学研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 創薬開発や安全性試験の加速化には重篤な副作用をもたらす化合物を早い段階で評価できるシステムが必要である。この実現にはヒト成人肝細胞に匹敵する代謝能をもつ代替細胞の開発と普及が急務である。我々は、肝細胞分化をモニターできる遺伝子ツールを開発し、細胞の機能性や化合物の危険性を光で簡単に評価できるヒト肝細胞モデル細胞の作製に成功した。既に国内外の企業2社と連携し細胞事業を行う部門を産学官連携事業「とっとりバイオフロンティア」に創出する計画を進めている。今後、本細胞を最短期間で上市することを目指し、JST A-STEP等の研究費支援を求めながら品質管理と次期商品開発を見据えた継続的な実用化研究を行う。
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