衛星画像を用いた分光反射率データベースの作成とその応用
研究責任者 |
飯倉 善和 弘前大学, 理工学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2013
|
概要 | 衛星画像から地表面の物理量(分光反射率)を正確に求めるには、以下の3つの課題がある。(1)空間的に変動するエアロゾルの影響の補正、(2)周りの斜面からの照返し光の精密な推定、(3)方向性の反射率の影響の補正。本研究では(1)の問題を大気の光学的厚さと分光反射率を同時に推定する方法により、(2)の問題を視野域の計算をあらかじめ行い、それを圧縮してデータベースとして保存することにより解決した。(3)の問題が今後の課題として残るが、この成果により撮影時期の異なる衛星画像の相互比較が可能となることから、これまでに蓄積された衛星画像の有効利用にもつながることが期待される。また幾何的に未補正な衛星画像の簡便な精密オルソ補正法を開発した。
|