高齢者医療で強力なツールとなるタンパク質運搬微粒子の実用化
研究責任者 |
中路 正 富山大学, 先端ライフサイエンス拠点, その他(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究開発課題は、高度先進医療の発展にとって現在求められている、抗体・タンパク質医療の更なる発展・実用化に向けて強力なツールとなる『タンパク質運搬・精密徐倣微粒子』の実用化を目指すものであり、商品開発にとって必要不可欠な知見である「生体内での安全性の立証」「大量・均質製造のための基盤技術構築」に関するものである。本研究期間で、実験動物体内への影響を調べた結果、徐倣したタンパク質の効果が認められる微粒子量では、生体への悪影響(慢性的な炎症や移植部位周辺の組織の異常、毒性等)が認められず、移植した動物に異常は認められなかった。また、均質な微粒子を大量に製造するための方法を探索した結果、一度の製造で約70 mg(移植約100回分に相当)得られる方法を確立した。
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