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粒界すべりと溶質雰囲気すべり機構との重畳効果による自動車部品用Al-Mg合金の新規高速超塑性の発現

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 水口 隆  香川大学, 工学部, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、摩擦撹拌処理(FSP)による結晶粒微細化を施したAl-Mg系5083合金を対象に、350~450°C、1×10-3~1×10-1/sの種々の条件で引張試験を行い、粒界すべりと溶質雰囲気すべり機構の重畳効果による1×10-1/sでの200%以上の伸びの発現を目指した。FSPにより、結晶粒径約8mm程度の等軸結晶粒組織が得られた。引張試験の結果、400°C以上では、粒界すべりと溶質雰囲気すべり機構の重畳効果による巨大伸びが得られたが、200%以上の伸びが得られたのは、1×10-3/sの場合のみで、1×10-1/sの場合では、100%程度の伸びにとどまった。この原因として、FSP後に結晶粒内に残存する若干の転位組織が考えられ、目標達成には、FSP後の焼鈍が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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