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高性能アルミ電解コンデンサを実現する環状構造含有新規二塩基酸の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 溝田 功  三重大学, 工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要身の周りの電子機器に必須なアルミ電解コンデンサの高機能化及び長寿命化の鍵は、コンデンサを構成する電解液にある。従来品に用いられている電解液は、セバシン酸や1,6-DDAなどの二塩基酸であり、その性能限界はコンデンサ雰囲気温度105°C、耐電圧550V、寿命3000時間である。今回、耐電圧650V、寿命5000時間を目標とする短工程で合成可能な環状構造を有する二塩基酸の開発を行った。その結果、入手容易な原料から一段階で合成することに成功し、また、それらの評価試験を行ったところ、良好な溶解性及び耐熱性を有し、更に耐電圧が700Vを超える有効な環状二塩基酸の開発に成功した。今後の展開として、合成収率の向上およびシンチレーション値の改善により極めて性能の高い二塩基酸の開発が可能となる。(342字)

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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