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新規"結晶性"フッ素樹脂/クレイナノコンポジットによる高耐熱型フレキシブル透明フィルムの開発と,そのガスバリア材への展開

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤森 厚裕  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要全フッ素化結晶性樹脂であるPFA,並びに部分フッ素化結晶性樹脂であるETFEを用い,耐熱性ナノ複合化フィルムの形成に成功した.上記の樹脂は,それぞれ有機溶媒に不溶・難溶の性質をもつ.加えて融点は260~280°Cに至るため,ナノフィラー表面処理物との複合材料化は,溶融混練,かつ熱分解温度が300°C近い有機化ナノ粒子との組み合わせに限られる.今回,長鎖四級ホスホニウムカチオンで,高効率に表面修飾(特開2011-063475)を施した有機化モンモリロナイトを開発し,耐熱温度320°Cを達成した.得られた耐熱性有機化フィラーをPFA,ETFEと溶融混練を施し,初めての高融点フッ素樹脂ナノ複合化フィルムを創成し,電線材料候補物として関連企業に技術移転を行った.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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