歯肉退縮を防止する歯表面でのマイクロ・ナノパターン直接形成による新規治療法の開発
研究責任者 |
赤坂 司 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 歯周病による歯肉のズレ落ちは簡単な治療法がなく、悪化すると歯は欠落する。もし細胞と強く接着するパターンを歯根表面に付与できれば、歯肉退縮の治療法および予防法に繋がる。本課題では、ナノインプリント法を応用し、マイクロ・ナノパターンを簡単に付与できる歯科材料の探索やその歯肉細胞との接着性を検討した。その結果、高流動性コンポジットレジンを用いると短時間で簡単にパターン付与できることが分かった。また、パターン付与の効果により細胞付着性が高く、細胞が剥がれにくいパターン形状およびサイズがあることが判明した。今後は、得られたデータを基に適応できる材料の拡大や細胞との作用データの拡充を計りたい。
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