低分子生理活性物質の高感度可視化を可能とするMALDI-MS imaging技術の開発
研究責任者 |
田中 充 九州大学, 農学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2013 – 2014
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概要 | 薬剤、機能性食品成分の多くは、摂取後の体内吸収を介して生理機能を発現するよう設計されているが、腸管吸収過程の実際(吸収経路、分布、代謝)を明らかにした研究例は皆無である。そこで、本申請ではMALDI-MS検出の弱点である低分子生理活性物質(ポリフェノール、ペプチド等:<1000 Da)に着目し、腸管組織切片での高イオン化効率の達成と腸管吸収過程の可視化が可能なimaging技術(最適マトリックス条件)の構築を図る。本研究によって、低分子生理活性物質の腸管吸収プロセスの全容を視覚的に捉えることが可能となるため、生化学・食品科学分野に対してブレークスルーをもたらすものと考える。
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